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循環器疾患



心臓病について

生活習慣の欧米化や高齢化の進行により、心臓病をはじめとした循環器疾患を抱える方が年々増加しています。
心臓病は日本人の死因の第2位であり、命に関わる重要な病気です。
心臓病にはさまざまな種類があり、それぞれ病態や治療方法が異なります。当院では、患者様一人ひとりの状態に応じて薬物療法を中心に診療を行っています。さらに専門的な検査や治療(手術やカテーテル治療など)が必要な場合には、連携している専門医療機関(連携病院)をご紹介いたします。

心臓病の治療

薬物療法

症状や検査結果に応じて、次のような薬を単独または組み合わせて処方いたします。
薬の服用に不安がある方、副作用など気になる点がございましたら、いつでもご相談ください。
主な薬の種類と働き
  • 利尿薬:余分な水分や塩分を尿として排出し、むくみや心不全によるうっ血を改善します。
  • 強心薬:心臓の収縮力を高め、心不全の症状を和らげます。
  • 心臓保護薬:心臓の過度な働きを抑え、負担を軽減し保護します。
  • 心臓のリモデリング抑制薬(ACE阻害薬やARBなど):心臓の構造的変化を防ぎ、心不全の進行を抑えます。
  • 抗不整脈薬:脈拍を整え、心拍リズムの異常を抑制します。
  • 抗血小板薬・抗凝固薬:血液をサラサラに保ち、血栓を防止します(特に心房細動などで使用)。
主な心臓病の種類
  • 狭心症
  • 心筋梗塞
  • 慢性心不全
  • 不整脈(心房細動など)
  • 心筋症
  • 心臓弁膜症
  • 肺高血圧症
  • 先天性心疾患(例:心房中隔欠損症)

カテーテル治療について

カテーテルとは、1~3㎜程度の細い管状の医療器具です。
カテーテル治療は、体に大きな傷をつけずに血管内から治療を行えるため、身体への負担が少なく、回復も早いのが特徴です。以下のような治療法があります。

1. 経皮的冠動脈形成術(PCI)

狭心症や心筋梗塞など、冠動脈が狭くなったり詰まったりする疾患に対し、カテーテルを用いて治療します。
冠動脈にバルーン(風船)やステント(金属製の網状の管)を挿入して拡張し、血流を改善します。

2. 冠動脈バイパス手術(CABG)

カテーテル治療では対応困難な場合、胸部の血管などを使って、詰まった冠動脈の先に血液が届くように新しい経路(バイパス)を作る手術です。

カテーテルアブレーション(心筋焼灼術)

不整脈の中でも特に心房細動や発作性上室性頻拍などに対して、心臓内の異常な電気信号の発生源を焼灼(熱で処理)して治す治療法です。
カテーテルを使って心臓内に電極を挿入し、不整脈の原因となる部位を高周波で焼灼します。
薬物でのコントロールが難しい方や、根本的な治療を希望される方に有効です。

当院の対応

当院では、カテーテル治療(冠動脈形成術、アブレーションなど)や心臓手術は行っておりません。
症状や検査(心電図、24時間心電図や心臓超音波検査)から治療が必要と判断された場合には、連携している循環器専門病院(連携病院)へ速やかにご紹介し、患者様に最適な治療が受けられるようサポートいたします。

ご不明点や治療方針についてご不安なことがあれば、どうぞお気軽にお声がけください。