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TOP >  花だより >  白鳥庭園の植物図鑑 >  夏 6~8月

夏 6~8月


白丁花(ハクチョウゲ) アカネ科 
開花時期:5月~7月  花色:白
植栽場所:水琴窟近く、築山麓辺り
名前の由来
白い丁型(ラッパ型)の花が咲くのが名前の由来です。

花菖蒲(ハナショウブ) アヤメ科 
開花時期:5月上中旬~6月中旬  花色:青、紫、桃、白
植栽場所:汐入の庭裏など
名前の由来
菖蒲(ショウブ)の葉に似た葉を持ち、美しい花を咲かせることから花菖蒲(ハナショウブ)と呼ばれるようになりました。

空木(ウツギ) アジサイ科 
別名:卯の花(ウノハナ)
開花時期:5月上中旬~6月中旬  花色:白
植栽場所:汐入の庭付近
名前の由来
幹の中が空洞であることからこの名前が付きました。

更紗空木(サラサウツギ) アジサイ科 
開花時期:5月上中旬~6月上旬  花色:白、桃
植栽場所:正門~清羽亭までの園路
名前の由来
更紗(さらさ)とはインド発祥の木綿地に多色で分葉を染めた布製品の事で、
白花に桃色を染め込んだような色合いのためこの名前が付いたとされています。

睡蓮(スイレン) スイレン科 
開花時期:5月上中旬~8月末  花色:白、黄、赤
植栽場所:宮の渡し広場(清羽亭側)、浮き見四阿など
名前の由来
朝方に開き、昼頃から眠るように花を閉じることから睡蓮と名付けられました。

浅沙(アサザ) ミツガシワ科 
開花時期:5月上旬~8月末  花色:黄
植栽場所:清羽亭
名前の由来
浅い場所で育ち花を咲かせることからや、朝に花を咲かせるから。という説があります。

車輪梅(シャリンバイ) バラ科 
開花時期:5月上旬~5月末  花色:白
実の時期:11月~12月
植栽場所:梅林奥、英傑島など
名前の由来
葉が枝先に車輪状に集まり、花が梅の花に似ていることからこの名前が付きました。

山法師(ヤマボウシ) ミズキ科 
開花時期:5月上中旬~6月  花色:白
実の時期:9月~10月
植栽場所:汐入の庭の裏
名前の由来
4枚の白い総苞片が、白い頭巾をかぶった法師に似ていたことに由来します。
花びらのように見える部分は総苞片(そうほうへん)です。花を守る包葉のことを意味します。

常磐山査子(トキワサンザシ) バラ科 
別名:ピラカンサ
開花時期:5月中旬~6月上旬  花色:白
実の時期:11月中旬~12月中旬
植栽場所:汐入の庭、竹林など
名前の由来
常緑のサンザシのためこの名前が付きました。

皐月躑躅(サツキツツジ) ツツジ科 
開花時期:5月中旬~6月上旬  花色:赤
植栽場所:英傑島などの水辺付近
名前の由来
ヒラドツツジなどと比べ開花時期が遅く、旧暦の皐月に咲くためこの名前が付いたとされています。

河骨(コウホネ) スイレン科 
開花時期:5月中旬~8月  花色:黄、赤(花後)
実の時期:6月下旬~8月
植栽場所:傘亭近くの渓流
名前の由来
根茎が骨のように見えるためこの名前が付いたとされています。

野茉莉(エゴノキ) エゴノキ科 
開花時期:5月中旬~6月上旬  花色:白
実の時期:10月
植栽場所:築山
名前の由来
果皮をかじるとエグミを感じることからつきました。

蛍袋(ホタルブクロ) キキョウ科 
別名:釣鐘草(ツリガネソウ)
開花時期:5月中旬~6月中旬  花色:赤、白
植栽場所:築山階段麓あたり
名前の由来
子供が花の袋状の所に蛍を入れて遊んだから、釣り下がるように咲く花を提灯に見立て提灯の古語の火垂(ほたる)から名前が付いた……などの説があります。

合歓木(ネムノキ) マメ科 
開花時期:5月中下旬~6月末  花色:桃
実の時期:9月~12月
植栽場所:木曾橋、芝生広場奥
名前の由来
夜になると羽根状の形の葉が、合わさるように閉じるためこの名前が付いたとされています。

紫陽花(アジサイ) アジサイ科 
開花時期:5月下旬~6月下旬  花色:青、紫、白、桃
植栽場所:竹林、芝生広場、汐入の庭など
名前の由来
藍色が集まった様子を表した言葉がアジサイに変化したそうです。
アジは「集まる」の「あつ」、サイは藍色を表す「真藍(さあい)※「さ」は意味を強める接頭辞」が合わさり「集真藍(あづさあい)」。この言葉が訛ったとされています。

柏葉紫陽花(カシワバアジサイ) アジサイ科 
開花時期:5月下旬~6月下旬  花色:白
植栽場所:芝生広場入口、北門、汐入の庭など
名前の由来
柏葉のような葉をつける紫陽花のためこの名前が付きました。
花弁のように見える装飾花はだんだんと赤みが差していき、6月中旬あたりになると紅く染まります。

笹百合(ササユリ) ユリ科 
開花時期:6月~7月  花色:薄桃
植栽場所:清羽亭露地、事務所前(鉢)
名前の由来
ササに似た葉が特徴です。

萩(ハギ) マメ科 
開花時期:6月中旬~10月  花色:紫、白
植栽場所:清羽亭露地、園路など
名前の由来
古い株から新しい芽が伸びる様子の「生え芽(ハエキ)」が訛ってハギになったとされています。

半夏生(ハンゲショウ) ドクダミ科 
開花時期:6月上旬~7月中旬  花色:白
植栽場所:尾張橋付近、芝生広場奥などの水辺
名前の由来
葉の半分が白く染まることが名前の由来とされています。

鼠黐(ネズミモチ) モクセイ科 
開花時期:6月上旬~6月末  花色:白
実の時期:11月~12月
植栽場所:梅林へ階段横、清羽亭露地奥
名前の由来
実がネズミの糞に見えることからこの名前が付きました。

南天(ナンテン) メギ科 
開花時期:6月上旬~6月末  花色:白
実の時期:11月中旬~1月中旬
植栽場所:築山など
名前の由来
葉や幹が竹に似ていることから付けられた「南天竹」が訛ったとされています。

万両(マンリョウ) サクラソウ科 
開花時期:6月上旬~6月末  花色:白
実の時期:11月中旬~1月中旬
植栽場所:築山など
名前の由来
実がたわわに実った様子を縁起のいいお金が貯まった様子を表したものです。

千両(センリョウ) センリョウ科 
実の時期:11月中旬~1月中旬
開花時期:6月上旬~6月末  花色:白
植栽場所:築山など
名前の由来
実がたわわに実った様子を縁起のいいお金が貯まった様子を表したものです。

唐橘(カラタチバナ)  サクラソウ科
別名:百両(ヒャクリョウ)
実の時期:11月中旬~1月中旬
開花時期:6月上旬~6月末  花色:白
植栽場所:築山など
名前の由来
ミカン科の橘によく似た花を咲かせます。
マンリョウやセンリョウより実が少なく付くためヒャクリョウと呼ばれています。

藪柑子(ヤブコウジ) サクラソウ科 
別名:十両(ジュウリョウ)
開花時期:6月上旬~6月末  花色:桃
実の時期:11月中旬~1月中旬
植栽場所:築山
名前の由来
果実や葉が柑子に似ていて、藪の中に生えているためのこの名前が付きました。
赤い実がマンリョウやセンリョウと似ているためジュウリョウとも呼ばれています。

小梔子(コクチナシ) アカネ科 
開花時期:6月上旬~6月末  花色:白
植栽場所:正門
名前の由来
クチナシより小さな花、細かい葉を持っています。

梔子(クチナシ) アカネ科 
開花時期:6月上旬~6月末  花色:白
植栽場所:築山、正門~清羽亭までの園路、尾張橋付近
名前の由来
熟しても割れない実をつけるため、「口がない」「口が開かない」という事から、クチナシと言われたとされています。

桔梗(キキョウ) キキョウ科 
開花時期:6月上旬~8月上旬  花色:紫、白
植栽場所:正門、北門、清羽亭、芝生広場など
名前の由来
漢名の「桔梗(きっこう)」が訛ってキキョウになったとされています。

蓮(ハス) スイレン科 
開花時期:6月中旬~8月末  花色:桃、白
実の時期:7月~9月
植栽場所:芝生広場奥、汐入の庭など
名前の由来
水の底で伸びている根から、連なって茎が伸び花を咲かせることから「連」に草冠をつけて「蓮」とされました。

擬宝珠(ギボウシ) キジカクシ科 
開花時期:6月中旬~8月  花色:紫、白
植栽場所:芝生広場、築山
名前の由来
長く伸びる茎からぶら下がる花が、橋の欄干にある擬宝珠(ぎぼし)に似ていることから付きました。
※擬宝珠(橋の欄干の柱の上に飾りとして付ける、ネギの花の形をしたもの)

蒲(ガマ) ガマ科 
開花時期:6月  花色:黄
実の時期:7月~9月中旬
植栽場所:游濱亭近くの水辺
名前の由来
葉を編んで敷物などを作ったことから、韓国語の「カム(材料)」に由来すると言われています。

藪茗荷(ヤブミョウガ) ツユクサ科 
開花時期:7月~9月  花色:白
実の時期:8月~10月
植栽場所:築山付近
名前の由来
葉がミョウガの葉によく似ていて、藪に生えていることから名づけられました。

浜朴(ハマボウ) アオイ科 
開花時期:7月上旬~7月下旬  花色:黄
植栽場所:尾張橋付近
名前の由来
浜辺に生えるホウノキということで名前が付いたとされています。
「ホウ」は「フヨウ」が訛ったものだと言われています。

小紫式部(コムラサキシキブ) シソ科 
開花時期:7月上旬~7月中下旬  花色:紫
実の時期:10月~11月
植栽場所:清羽亭露地、英傑島
名前の由来
紫色の実がたくさん実り紫色が敷き詰められているように見えた「紫敷き実」が訛ったと言われています。

藪蘭(ヤブラン)  キジカクシ科
開花時期:7中旬月~10月  花色:紫
実の時期:11月~12月
植栽場所:園内各所
名前の由来
やぶに生え、葉の形がランに似ているためこの名前が付きました。

百日紅(サルスベリ) ミソハギ科 
開花時期:7月中旬~10月中旬  花色:桃、白、赤、紫
実の時期:11月下旬~2月中旬
植栽場所:芝生広場など園内各所
名前の由来
猿でも滑るような滑らかな幹が名前の由来です。

夏水仙(ナツズイセン) ヒガンバナ科
別名:裸百合(ハダカユリ) 
開花時期:7月下旬~8月中旬  花色:桃
植栽場所:梅林
名前の由来
夏ごろに咲き、葉がスイセンのように見えるためそう呼ばれています。
また、花がユリに似ていて咲いている時期には葉が無いためハダカユリという別名があります。

狐剃刀(キツネノカミソリ) ヒガンバナ科 
開花時期:7月下旬~8月中旬  花色:橙
植栽場所:築山
名前の由来
開花後に葉が出るヒガンバナとは異なり、春ごろに葉が出て花が咲く前に消えます。
その何もない場所から現れる花と、細い葉や花弁の様子からキツネノカミソリと付けられました。

高砂百合(タカサゴユリ) ユリ科
別名:細葉鉄砲百合(ホソバテッポウユリ) 、台湾百合(タイワンユリ)
開花時期:7月下旬~8月末  花色:白
植栽場所:芝生広場、築山など園内各所
名前の由来
台湾からの帰化植物で、高砂は沖縄方言で台湾を意味しています。

鬼百合(オニユリ) ユリ科 
別名:天蓋百合(テンガイユリ)
開花時期:7月下旬~8月末  花色:橙、黄
植栽場所:浮き見四阿付近の園路、汐見四阿向かいののり面
名前の由来
花が大きく、オレンジ色の花に黒い斑点がつく姿が鬼を連想したためと言われています。

水葵(ミズアオイ) ミズアオイ科 
別名:水葱(ミズナギ)
開花時期:8月~10月  花色:青
植栽場所:宮の渡し広場清羽亭側の池、蓮の水鉢の中
名前の由来
アオイに似た葉が名前の由来です。

女郎花(オミナエシ) スイカズラ科 
開花時期:8月中旬~10月下旬  花色:黄
植栽場所:汐見四阿向かいののり面
名前の由来
女性を意味する「おみな」と、古語の「(圧し)へし」が変化したエシを組み合わせてつけられた名前です。
「美女を圧倒する美しさ」が名前の由来という説があります。

南蛮煙管(ナンバンギセル) ハマウツボ科 
別名:思草(オモイグサ)
開花時期:8月中旬~9月上旬  花色:紫
植栽場所:芝生広場、清羽亭露地 ※ススキの株元
名前の由来
花の形が煙管に見えることからこの名前が付きました。

紫紺野牡丹(シコンノボタン) ノボタン科 
開花時期:8月中旬~9月末  花色:紫
植栽場所:汐見四阿向かいののり面
名前の由来
アジア原産のノボタンより、ブラジル原産のこのノボタンの方が色が濃いことが由来しています。