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体外衝撃波治療



衝撃波について

体外衝撃波(英語:Extracorporeal shockwave)とは、身体の外から非侵襲的に組織の深部までエネルギーを伝播し、組織再生を促進する治療法です。
体外衝撃波は1980年代に腎臓結石の治療に初めて使用され、現在は理学療法、整形外科、スポーツ医学、リハビリテーションなどで幅広く使われています。
体外衝撃波は発生原理や波形によって、集束型と拡散型の2種類に分けられます。

集束型衝撃波(英語:Focused shockwave)は組織の特定の深さに焦点を当て、衝撃波エネルギーを集中的に伝達することができます。名前通りにエネルギーの形は集束し、最大のエネルギーは焦点にあります。焦点の位置はカップリングパッドによって調整できます。

適用疾患

難治性の足底腱膜炎のみ保険の適応があります。
その他の適応疾患は自由診療で行っております。

対象となる疾患
  • 足底腱膜炎
  • 膝蓋腱炎
  • 石灰沈着性腱板炎
  • 早期の離断性骨軟骨炎
  • アキレス腱炎
  • 上腕骨外側上顆炎
  • 骨折の偽関節
  • 早期の骨壊死
  • アキレス腱付着部炎
  • 内側上顆炎
  • 疲労骨折
  • 舟状骨骨折 …など

費用について(自由診療)

「集束型」「拡散型」ともに診察料込の金額となります。お薬の処方や、検査は別途費用が掛かります。

集束型

初回 16,500円(税込)
2回目以降 7,700円(税込)
最終照射より3か月以上経過した場合は再度初回扱いになります。

拡散型

1回につき 3,300円(税込)

治療の流れ

診断
診断を行い、患部における痛点を特定します。 (必要に応じてMRIやエコーで確認)
焦点深度を調整
目標組織の深度に従って適切なカップリングパッドを選択します。

ジェル塗布
最適なエネルギー伝達を確保するため、アプリケーターレンズおよび治療部位に適量のジェルを塗布します。
治療開始
アプリケーターのスタートボタンを押して、治療を開始します。

治療Q&A

体外衝撃波治療とはどのようなものですか?
患部に高度なエネルギーを伝達し、即時的な除痛効果と組織の治癒促進を促す治療方法です。治療中に痛みを感じる場合があります。
痛みはありますか?
患者様の状況によって、治療中に軽い痛みや不快感を覚える場合があります。患者一人一人の許容範囲に合わせて、出力を調整しながら治療を実施します。
治療時間や治療回数はどれくらいですか?
必要な施術回数は患者の状況や疾患によって違います。多くの疾患では、3〜10日間隔で数回の施術が必要とされます。
ダウンタイム(回復時間)はありますか?
治療直後から日常生活に戻ることができます。治療部位における軽い痛みは治療後24時間以内に消失します。
副作用はありますか?
治療された部位に赤みや内出血ができる場合がありますが、数日間程度で消失します。
治療対象外の患者はいますか?
治療部位における心臓ペースメーカー、治療部位における良性または悪性腫瘍、感覚障害、局所的なコルチコステロイドの投与、血液疾患、血液凝固障害、 あるいは抗凝固剤の服用、妊娠、血栓症、目とその周辺、腎臓、肝臓、ガスを含む可能性のある身体部。詳しくは、担当の医師にご確認ください。