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アレルギー科



皮膚の疾患について

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の主な症状には、強いかゆみ、赤い発疹、乾燥肌があります。特に夜間にかゆみが悪化し、湿疹がジュクジュクすることも。発疹は顔や首、肘の内側、膝の裏などに見られ、乳幼児では顔や頭皮にも影響します。掻きむしりによる皮膚の傷が原因で二次感染を引き起こすこともあるため、適切な治療とケアが重要です。
治療内容
治療には外用薬、内服薬、生活習慣の見直しが含まれ、保湿が重要です。早期の対処が症状の軽減や再発防止に役立ちます。

接触皮膚炎

接触皮膚炎は、特定の物質(アレルゲンや刺激物)に皮膚が接触することで引き起こされる炎症でアレルギー性接触皮膚炎と刺激性接触皮膚炎という主に2つのタイプがあります。
アレルギー性接触皮膚炎は、免疫反応によって引き起こされ、特定の物質に対して過敏に反応します。刺激性接触皮膚炎は、化学物質や摩擦、温度変化などの物理的刺激によって皮膚が傷つくことで発生します。
治療内容
接触皮膚炎の治療は、まず原因物質を特定し、それを避けることが重要です。発症後は、影響を受けた部位を優しく洗浄して刺激物を除去し、その後、保湿剤を使って肌の乾燥を防ぎます。
症状が重度であったり、改善が見られない場合は、早めに皮膚科を受診することが重要です。専門医による診断と治療を受けることで、適切な対策を講じることができ、症状の緩和につながります。日常生活においても、アレルゲンや刺激物の回避に努めることが、再発を防ぐためには欠かせません。

蕁麻疹(じんましん)

蕁麻疹(じんましん)は、皮膚にかゆみを伴う赤い発疹が突然現れる疾患です。主な症状には、発疹ができる部分が膨らみ、かゆみを引き起こすことがあります。発疹は数時間から数日で消えることが多く、体のどこにでも出現する可能性があります。
治療内容
治療には、抗ヒスタミン薬が一般的に用いられ、症状の軽減が図られます。原因が特定できた場合は、回避することが重要です。急性の蕁麻疹は数週間以内に改善することが多いですが、慢性の場合は長期的な管理が必要です。

食物アレルギー

食物アレルギーは、特定の食物に対する免疫系の過剰反応によって引き起こされる疾患です。一般的に、乳製品、卵、ナッツ、魚、貝類、大豆、小麦などが主要なアレルゲンとして知られています。アレルギー反応は、食物を摂取した後数分から数時間以内に現れ、皮膚症状(じんましんや湿疹)、消化器症状(腹痛、下痢)、呼吸器症状(息苦しさ、咳)、さらにはアナフィラキシーショックなどの重篤な反応を引き起こすことがあります。
治療内容
食物アレルギーの管理は、まずアレルゲンを特定し、それを厳格に避けることが基本です。アレルギーの診断には、血液検査や皮膚プリックテストが用いられます。診断後は、アレルギーの原因となる食物を含まない食事を心がけることが重要です。

診断と治療

皮膚科では、アレルギーの診断に皮膚テストや血液検査を用いることがあります。治療には、アレルゲンの回避、抗ヒスタミン剤やステロイドの使用、保湿ケアなどが含まれます。アレルギーの種類に応じた適切な治療が重要です。

身体検査

皮膚の状態を観察し、発疹やかゆみのパターンを確認します。アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎など、特定のアレルギーによる皮膚症状を評価します。

血液検査

IgE抗体のレベルを測定することで、アレルギーの可能性を評価します。特定のアレルゲンに対するIgE抗体の有無を調べることもできます。

パッチテスト

特定の物質(アレルゲン)を皮膚に貼り付け、反応を見ることで接触皮膚炎の原因を特定します。